自動車検査証(車検証)について詳しく
車検に必要な書類の書き方と詳細
自動車検査証(車検証)について
こちらのページでは、自動車検査証(車検証)について詳しく解説しております(^^)
自動車検査証(車検証)は車の身分証明書です!
自動車検査証は、自動車(総排気量250cm3を超える自動二輪車を含む)の所有者や使用者を証明したり、自動車保安基準(いわゆる車検)に適合していることを証明する公文書です。略して「車検証」と呼ばれることが多いです。
自動車検査証(車検証)には、その車の詳細や所有者・使用者など、車の身分証明書のような役割を持っておりますので、車検や各種手続きを行う上でもっとも重要視される書類です。
自動車検査証(車検証)は、車のグローブボックスに必ず入っているはずです。というより、法律(道路運送車両法)で車に積んでおかなければならないと決められております。
道路運送車両法の第六十六条では、「自動車は、自動車検査証を備え付け、かつ、国土交通省令で定めるところにより検査標章を表示しなければ、運行の用に供してはならない。」とされています。
難しく書かれていますが、「車検証を車に積んでおいてね。検査標章(車検有効期間記載のステッカー)は車に貼っておいてね。」ということです。
自動車検査証(車検証)の記載事項解説
普段細かいところまでは見ない自動車検査証(車検証)ですが、記載されている1つ1つの事項の意味を解説したいと思います(^^)
※ 下記の画像をクリックすると拡大表示します。
自動車登録番号又は車両番号…ナンバープレートの番号です。
登録年月日/交付年月日…名義変更や新規登録した日付けのこと。
初年度登録…その車を日本国内で初めて登録した日付けのこと。
自動車の種別…自動車の種別の表示です。小型と普通の2種類あります。車検時の印紙代を判別するために必要です。
用途…乗用・貨物の2種類あり、重量税を割り出す時に必要です。
自家用・事業用の別…自家用と事業用の2種類があります。
車体の形状…箱型・幌型・バンなど色々あります。
車名…トヨタ・日産など自動車メーカーの名前が入ります。車種名ではありません。
乗車定員… その車に乗ることができる最大の人数です。
最大積載量…その車に積める最大の重量です。貨物車の場合表示されます。
車両重量・車両総重量…車両重量は車の重さです。車検時の重量税を割り出す時に確認します。車両総重量は、車両重量+最大積載量+(55kg×乗車定員)=重量の総和が表示されています。
車台番号…すべての車に割り当てられた固有の製造番号です。国産車の場合、エンジンルームにも打刻されています。
長さ・幅・高さ…車の大きさが書いてあります。車庫証明を取る時に必要になります。
前前軸重・前後軸重・後前軸重・後後軸重…前輪や後輪の軸に掛かる重量のことです。
型式…車両を識別するために付けられた車のコードネームのようなものです。
原動機の型式…エンジンの型式番号のことです。並行輸入車などでエンジンの型式がわからない場合は「不明」と記載されています。
総排気量又は定格出力…排気量のことです。
燃料の種類…ガソリン・軽油・LPガス等の燃料名が記載されています。
型式指定番号・類別区分番号…新車登録や中古車で売買される時に取得税を計算するために必要になる数値です。
所有者の氏名又は名称・所有者の住所・使用者の氏名又は名称 ・使用者の住所・使用の本拠の位置…その車の所有者・使用者・使用の本拠の位置が記載されています。同じ内容であれば***となっています。ローンでの購入などで、所有者と使用者が違う場合は記入されています。
有効期間の満了する日…車検の有効期間が満了する日のことです。
備考…手続の種別(新規登録・継続検査・移転登録等)が記載されています。税金や車検時までの走行距離・排ガス等のデータも記載されている事があります。
車検証を失くしてしまったら...(再交付)
自動車検査証(車検証) は法律により車に積んでおくことが義務付けられているばかりでなく、車検や名義変更などの各種手続きにも必ず必要になりますので、もし車検証を何らかの理由で失くしてしまったら、再発行の手続きを行う必要があります。
車検証の再発行手続きは、普通車の場合、ナンバーを管轄する陸運局(運輸局・支局)、軽自動車の場合は、ナンバーを管轄する軽自動車検査協会で行います。
再発行手続きに必要なものは下記です。
申請書(OCR第3号様式)・・・陸運局で入手
手数料納付書・・・陸運局で入手
理由書・・・陸運局またはインターネットよりダウロード可能
印鑑・・・認印
住民票・・・車の使用者の住所や氏名が変更している場合必要
委任状・・・代理人が車検証の再発行を行う場合に必要
運転免許証・・・身分証明書として必要
以上のようなものを準備して手続きをすれば、その日の内に再発行されます。※ 月末の繁忙期は、窓口に書類を提出するまでに長蛇の列となっていたり、新しい車検証の交付まで1時間以上掛かることもあります(^^;)
車検証の再発行手続きは、自分でやれば数百円で済みますが、整備工場や行政書士など業者に代行を頼むと、3000~5000円程度かかります。
車検を少しでも安くするためには、複数の車検業者に見積もりをして価格を比較することが大切です!
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