下廻りの点検
車検に合格するために
下廻りの点検
こちらのページでは、車検時に検査官に指摘されやすい下廻りの点検箇所を、わかりやすく解説しております(^^)
車検の検査では、車の下廻り検査があります。
下廻り検査では、真ん中に穴が開いた検査台の上に車を乗せ、穴の中から検査官が下廻りを点検します。※ 軽自動車の場合はリフトアップします。
検査官が点検しているのは、オイル漏れはないか、ゴムカバーは劣化していないか、サビで穴があいていないかということです。
車検を受ける前に、これらのことに注意して点検整備をする必要があります!
オイル漏れの点検
車にはエンジン・ミッション・ディファレンシャル・パワーステアリングなど、いろいろな部分にオイルが使われています。
しかし、ゴム製のパッキンやオイルシール、ゴムホースなどが劣化してくると、内部のオイルが漏れ出してくることがあります。
オイルが滲んでいる程度なら大丈夫ですが、ポタッとしずくになっているような場合は車検でNGになってしまいますので、修理が必要になります。
オイル漏れが発生しやすいポイントは、ドレンボルト、ケースやカバーのつなぎ面、シャフト周り、センサー取り付け部、ホース接続部などですので、重点的に点検しておきましょう!
もしオイル漏れを発見したらプロに修理を依頼しますが、オイル漏れの場所によっては数万円かかることもありますので、応急的にオイル漏れ止め剤などのケミカルを利用する方法もあります。
ゴムカバーの点検
車の下廻りにある可動部には、ドライブシャフトブーツ・ステアリングラックブーツ・タイロッドエンドブーツなど、ゴム製のカバー(ブーツ)が取り付けられています。
これらのゴム製のカバーは、機械内部にゴミや水が入らないように保護したり、内部のグリーズが飛び散らないようにする役割を持っています。
しかしゴムでできているので、経年劣化により硬化したりひび割れを起こしたりして、中のグリースが外部にでてきてしまうことがあります。
ゴム製のカバーが破損していると、車検ではNGになってしまいますので、事前によく点検しておきましょう!
特に写真のドライブシャフトブーツはよく劣化している部分ですので、特に注意して点検しておきましょう!
サビの点検
下廻りにはマフラーや燃料の配管などが通っていますが、公害を防止するためにも、サビなどで腐食して穴があいていないか点検します。
特にマフラーのサイレンサーは高温になるので錆びやすく、特に注意して点検しましょう!
多少の浮きサビは問題ありませんが、穴があいて排気漏れを起こしている場合は車検に通りませんので、穴を補修剤で塞いでおきましょう!
車検を少しでも安くするためには、複数の車検業者に見積もりをして価格を比較することが大切です!
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