足廻りの点検
車検に合格するために
足廻りの点検
こちらのページでは、車検時に検査官に指摘されやすい足廻りの点検箇所を、わかりやすく解説しております(^^)
車は4輪で走っていますが、地面と唯一接触しているのがタイヤです。それだけに安全走行に大きく関わりますので、タイヤの状態は検査官に入念にチェックされます。
タイヤの点検は素人でも行いやすく、日常点検でもチェックが必要ですので、普段から定期的に点検するよう心がけましょう!
タイヤの溝やキズ
タイヤの溝が1.5mm以下になるとスリップサインがでてきますが、スリップサインがでていると車検に通りませんので、タイヤを新品に交換しましょう!
また、釘などが刺さっていないか、劣化で亀裂やひび割れがしていないかも点検しておきましょう!
タイヤの空気圧
タイヤの空気は自然と抜けていきますので、1ヶ月に1度は点検が必要です。
空気圧のチェックは専用のチェッカーが必要ですが、ガソリンスタンドなどで無料で行ってくれたり、セルフ式で自分ですることもできますので、適正値になっているか点検しましょう!
空気圧の適正値は、取扱説明書や給油口のフタ、運転席ドアピラーなどに記載してありますので、確認しておきましょう!
もしタイヤを少し大きめのサイズにインチアップしている場合は、1~2割程度空気圧を多めにしておくとよいでしょう!
ホイールの変形やキズ
車検場の検査官は、ホイールの変形やキズもチェックします。
縁石でこすった程度の小さなキズであれば問題ありませんが、ホイールが変形していたり、タイヤとのすき間があいている場合はNGになります。
ホイールナットの締め付け
ホイールナットがゆるむことはまずありませんが、車検場では検査官が専用の長いハンマーのようなもので、ホイールナットをコツコツ叩きゆるみを確認します。
あらかじめ増し締めしておくと安心です。
ここまでは素人でも点検できる足廻りの点検項目ですが、以下はタイヤを取り外して点検する項目になります。安全性に関わる部分ですので、プロに依頼しましょう!
ブレーキパッドの厚み
ブレーキパッドはブレーキをかけるたびに磨耗していきますので、新品時は厚みが10mm程度ですが、2mm前後になったら交換限度です。
ブレーキパッドの厚みは点検窓から残量を確認することもできますが、正確に測るなら、ブレーキパッドを一度取り外して点検します。
ブレーキパッドが磨耗しているのに使用すると、ブレーキローターを傷つけてしまいますので、早めに交換するようにしましょう!
ブレーキローターの状態
運転者がブレーキを踏むと、ブレーキパッドをブレーキローターに押し付けてタイヤの回転を止めるしくみになっています。
ブレーキローターは国産車の場合、純正のブレーキパッドを使っていれば10万kmは余裕でもちますので、特に交換の必要はありません。
外車の場合はブレーキローターも磨耗していきますので、ブレーキローターに深い傷がついていたり磨耗がひどい場合は、交換が必要です。
ショックアブソーバー・サスペンション
ショックアブソーバーとはいわゆるサスペンションのことで、地面からの衝撃を吸収する役割を持っています。
ショックアブソーバーが油で濡れている場合は、内部のオイルが漏れ出していますので車検に通りません。修理の必要があります。
ブレーキホース
ブレーキホースの中にはブレーキオイルが充填されています。ブレーキホースからオイルが漏れている場合やブレーキホースを軽く曲げてみて、無数に亀裂が入る場合は交換が必要です。
ブレーキオイルが漏れていると車検に通らないばかりか、ブレーキが効かなくなり大変危険ですので、早めに交換するようにしましょう!
ハブベアリングのガタ
ハブベアリングとは、ブレーキローターを外したところにあるベアリングのことで、ホイールをスムーズに回転させる役割を持っています。
ハブベアリングにガタがでると、走行中に「ゴーッ」というようなうなり音がでたり、「ゴロゴロ」といった異音がでてきます。
ハブベアリングのガタは、タイヤの上下を持ち両手で強く揺さぶったり、足でギュッと押してみてガタつきがあるようなら、ハブベアリングの修理が必要です。
車検を少しでも安くするためには、複数の車検業者に見積もりをして価格を比較することが大切です!
<ページの一番上へ> 次のページ→下廻りの点検
<サイトのTOPページへ>