車検の合否ボーダーライン一覧
パーツ別みられるポイント

車を出荷時点と同じ純正のままで乗っていれば、不具合がなければ車検に合格しますが、パーツを社外品などに交換していると、車検に落ちてしまうことがあります。
社外品がすべて駄目というのではなく、パーツごとに厳しい規定がありますので、合否を分けるボーダーラインを順番に見てみましょう!
ヘッドライトなどの灯火類
ヘッドライトやテールレンズ、フォグランプなどの灯火類は、安全性に直接関わる部分ですので、非常に厳しい細かい規定があります。
詳しくはこちらをご参照くださいませ→車検に通る灯火類
もし灯火類を社外品に交換する場合は、車検に通るのかよく確認してから交換するようにしましょう!
エアロパーツ
車をドレスアップするためにエアロパーツをボディに取り付けるケースがありますが、このエアロパーツにも厳しい規定があります。
エアロバンパー
社外品のエアロバンパーを取り付けた場合、純正のバンパーと同じくらいの衝撃吸収力と強度を備え、エッジ部分は半径5mm以上の丸みがあるか、消しゴムよりもやわらかくなければなりません。
また、通称スカートと呼ばれる出っ張りはぶつかったときに危険なのでNGになります。検査官によっては見た目で度が過ぎたものはNGを出す検査官も多いです。
フェンダー
タイヤ周りに取り付けるフェンダーですが、左右合わせて2cm以内に収まっていれば問題ありません。
2cmを超えている場合には、構造変更届を提出する必要があります。
リヤスポイラー
ボディ後部に取り付けるリヤスポイラーですが、翼の先端がボディの1番外側から165mm以上内側に収まっているか、165mm未満の場合には、歩行者とぶつかったときに衝撃を緩和できる構造になっていることが必要です。
また、翼の先端が尖っていたり、後方の視界を妨げるようになっているものはNGです。ボディとスポイラーのすき間が、人がくぐれるくらい大きいものもNGです。
バンパー
フォグランプ付きのバンパーの場合、地面からバンパー下まで、9cmあいていなければなりません。
またリアバンパーには、赤い反射板を取り付ける必要があります。
タイヤとホイール
タイヤとホイールは、基本的にフェンダーから少しでもはみ出していたり、ブレーキホースやボディなどと干渉したり、スポードメーターが誤作動するほど大きなタイヤは車検には通りません。
まずタイヤについてですが、劣化によりひび割れをしていたり、フェンダーとタイヤとのすき間が指2本分あいていない場合にはNGとなります。
次にホイールについてですが、タイヤよりも厳しく検査されます。
ホイールが車体の内側に入っているか、ボディに干渉していないか、ホイールキャップは他の車や歩行者に危害を与える形状はしていないか、などがチェックされます。
社外品のホイールに交換した場合は、乗用車用ではJWLやVIAというマークが。バンなどではJWL-Tというマークが入っていないと車検ではNGとなります。
サスペンション
一般的なスプリング式サスペンションの交換は原則自由で、社外品のサスペンションやローダウンサスペンションに交換したとしても、ガタがなくしっかりと取り付けられていれば問題ありません。
ただし、ノーマルのスプリングをカットして車高を下げていたり、スプリングがあまりにもサビサビの場合はNGになります。
また、エア式サスペンションやリーフ式、トーションバーを使ったサスペンションにおいては、社外品に交換した場合、構造変更届を申請しなければなりません。
サスペンションの種類をスプリング式→リーフ式や、エア式→スプリング式といった違う種類に交換した場合は、構造変更届を申請しなければなりません。
ちなみに、ショックアブソーバーやピロアッパーマウント、スタビライザー、ブッシュに関しては、社外品に交換しても問題ありません。
運転席周辺
運転席周辺のメーカーや警告灯は特に厳しくチェックされます。
ホーンマーク
ハンドルを社外品に交換したなどで、クラクションのところにホーンマークがない場合はNGになります。
以前はメモ用紙に手書きでホーンマークを描き、テープで貼り付ければそれでOKでしたが、現在はマークを描いたステッカーを貼るか、マジックで直接描かないと車検に通りません。
シフトパターン
マニュアル車の場合、シフトレバーに1,2,3といったシフトパターンが記載されていないと車検に通りません。
以前は手書きでごまかせましたが、現在はシフトレバーに直接記載されていないとNGになります。ステッカーでもOKです。
コーションラベル
サンバイザー等に貼られている触媒等の説明書きや、エアバックの説明ステッカーも剥がれていたり、カバー等で見えなくなっていると車検に通りません。
ハンドルの形状
ハンドルの形状ですが、以前は丸型でハンドル径が350mm以上ないと車検に通らないことが多かったのですが、規制緩和後、形が丸型でなかったり、ハンドル径が350mm以下であっても、運転者が容易かつ確実に操作できれば車検に通るようになりました。
発煙筒の有無と有効期限
発煙灯は必ず1つは車に車載しておく必要があります。また、有効期限が切れている場合はNGですので、新品に交換しましょう!
オンダッシュモニターの取り付け位置
ダッシュボードの上に取り付けるカーナビなどのオンダッシュモニターですが、自動車の前方2mにある高さ1m、直径0.3mの円筒(6歳児を模したもの)を確認できれば、視界を妨げないということで問題ありません。
ちなみに、最近流行っている後部座席のヘッドレストにモニターを埋め込むカスタムがあります。
ヘッドレストにモニターを埋め込むと、万一事故が起こったときに、後部座席に乗っている人の安全を確保できないということでNGになります。
各種警告灯・レバー類・スイッチ類
メーターに表示される各種警告灯やレバーの操作具合、ライトやハザードなどのスイッチのマークがきちんと見えるようになっているかチェックされます。
摩擦や経年劣化で消えかかっている場合もNGになりますので、マークをペイントし直しましょう!
メーター類
メーターに総走行距離が表示できないと、車検には通りません。
古い車で純正のメーターに総走行距離の表示がない場合は、当時の保安基準に従いますので問題ありません。
ハンドル(ステアリング)
ハンドル(ステアリング)は社外品に交換することが多いパーツです。
社外品に交換したとしても、ホーンマークがついており、がたつきがない、スピードメーターをきちんと確認できるなどをクリアしていれば問題ありません。
ハンドルカバーをしている場合は、接着剤などで動かないようにきちんと固定してある必要があります。
ちなみに、エアバックが付いていない社外品のハンドルに交換しても、上記基準を満たしていれば、問題なく車検に通ります。
シート
シートはヘッドレストがついていないものは車検に通りません。ただし、40年以上前の車は当時の保安基準を遵守するため、ヘッドレストがついていなくても問題ありません。
また、シートの側面や後面に緩衝材がない場合は、後部座席に座っている人の安全が確保されないということでNGになります。骨格がむき出しになっているものも車検には通りません。
ちなみにシートを交換して、純正のシートベルトできちんと身体が固定できないものもNGになります。
窓ガラス(ウィンドウ)
車の窓ガラス(フロントウィンドウ・サイドウィンドウ・リヤウィンドウ)に関しては、視界確保のために厳しい基準があります。
フロントウィンドウ
フロントウィンドウに貼っても許されるステッカーは、車検の有効期限を示す検査票ステッカーのみです。
有効期限が切れていたら剥がさなければなりません。それ以外のステッカーが貼っていたらNGになります。
また、フロントガラスにひび割れがある場合、ごく小さいキズであれば瞬間接着剤などで補修すればOKですが、飛び石ほど大きい傷の場合は、まず車検には通りませんので、フロントガラスごと交換が必要になります。
ちなみに相場は、新品ガラスで約6~8万円くらい。中古ガラスで約5~6万円くらいが相場です。
フロントガラスに着色フィルムを貼っているケースでは、透過率70%をクリアしなければならないため、車検に対応しているフィルムであってもクリアできないことが多いので、事前に剥がしていった方が無難です。
フロントガラスの上辺20%に関しては、日よけのために着色してもOKとなっています。
サイドウィンドウ
サイドウィンドウにフィルムを貼ることは、無色透明に近い色のフィルムでも基本的にはNGになります。
サイドウィンドウの視界が悪いと、カーブでバイクを巻き込む事故が多くなるためです。
リヤウィンドウ
リヤウィンドウに着色フィルムを貼る事は認められています。
ただし、外から車内の様子を確認できないようなフィルムや、後方を確認できないくらい色の濃いものはNGになります。
以上のように車検では、各パーツごとに厳しい規定があります。
もしこれから社外品のエアロパーツを取り付けたり、社外品のホイールやタイヤに交換する予定のある方は、車検時に困ることのないように、お店の人に車検に通るかどうか確認してから取り付けるようにすると安心です。
車検を少しでも安くするためには、複数の車検業者に見積もりをして価格を比較することが大切です!
<ページの一番上へ> 次のページ→
<サイトのTOPページへ>